
昨年11月に価格改定を行い最低支払額が2倍以上となってしまったキントーン、ここ最近は急に勢いが落ちた気がします。月額7,500円(5ユーザー)で利用できたスタンダードコースが18,000円(10ユーザー)になったので、中小零細企業様にとって気軽に手を出せなくなったのも理由の一つかと思われます。
当方でも話を進めていたお客様が導入を見送られた例もあり、なによりYoutubeのKintone関連動画の再生数が急激に落ちているのが目立ちます。
以前から他のノーコードツールにも興味があったので、今回はキントーン以外のサービスを試してみました。
対象としたのは1.国産(国内の会社が運営)であり、2.キントーンより低価格で利用できるノーコードツールとして、サスケWorksとプリザンターをチョイスしました。
サスケWorks
【費用】
月額5,000円(税別)で利用できるのですごくリーズナブルです。このミニマム価格でユーザー数は開発用IDが1名、利用者用IDが10名の合計11名。アプリ数が100個、レコード数が50,000件と標準では少なめですが追加で増やせます。
【特長】
帳票機能(エクセルとPDFでの出力)が標準で備わっているのが素晴らしい。(キントーンだと他社製のプラグインが必要となり、別途費用が必要)
また、別途有料にはなるがメール送信機能やAIを利用したOCR機能なども利用できるのも便利です。
【導入難易度】
キントーンほどの数ではないが、アプリストアにはすぐに使えるアプリが多数用意されており、そのまま利用したり、アプリ制作の参考になったりします。また自作のアプリをアプリストアで販売できるのも面白いです。
アプリ作成画面はドラッグ&ドロップでイメージ通りのものが作れて初心者でもわかりやすくなっており、キントーンを使ったことがある方ならすぐに慣れるかと思います。
本格的なリレーションではないのですが「サブレコード機能」という機能があり、1対多のリレーションを組むことができます。
【まとめ】
費用の安さ、機能の豊富さ、開発難易度の低さにすぐれており、小規模事業者が最初に試すノーコードツールとして優秀です。レコード数や容量の少なさがやや気になるので、大量の顧客やアイテムを捌きたい場合はよく事前調査を。
プリザンター
【費用】
フリープラン(3名)では無料で使い続けることができます。レコード数や容量に余裕のあるスタンダードプラン(10名)でも月額7,700円からとなっていますので、少人数の中小・零細企業様が業務システムとして利用しやすい価格帯です。
【特長】
OSS (オープンソースソフトウェア) で、オンプレミス(自社で運用するサーバーで利用)のCommunity Editionは完全無料、無制限を謳っています。これが導入の決め手となった企業様も多いようです。
【導入難易度】
キントーンなど他のノーコードツールよりも導入の難易度は高いです。
自信のない人は最初に「アプリ作成ガイド」というチュートリアルが用意されているので、最初に試してみると良いでしょう。
管理画面のUIも少しわかりづらい気がします。
【まとめ】
アプリを作り込めてJavaScriptも扱える人ならおおよそ満足できるアプリが作れそう。ただわからないことやカスタマイズに関する情報がネット上には少なく、腕に自信のある人以外は苦労するかも。ぱっと見の安さだけで飛びつかず、有償の年間サポートや帳票出力機能(約1万円から/月)などの費用も考慮しての検討が必要です。