補助金が欲しいためにその使い道を考えるというのは、あまり良い発想ではありません。しかし事業主にとっては、ぜひ進めたい企画に沿って活用できる補助金があるということは、本当に頼もしいものです。今回はホームページ制作に利用できる補助金・助成金をピックアップしてみます。
小規模事業者持続化補助金
何度か紹介している人気の補助金で、補助金の中では難易度の低い部類です。ただいま平成28年度第2次補正予算の追加公募が受付されており、2017年5月31日が申請書類の送付期限となっています。ご検討中の方は、お早めに商工会議所または商工会にご相談ください。
- 主目的は「販路開拓等のための事業」あるいは「販路開拓等とあわせて行う業務効率化(生産性向上)のための事業」を支援すること。
- 原則50万円を上限として、補助率はその2/3。
(予算枠が75万円ですと、その内の50万円を補助金でまかなえます) - 提出物の計画書作成に、商工会議所の指導・助言を受けられる。
日本商工会議所 平成28年度第2次補正予算 小規模事業者持続化補助金 追加公募分(商工会議所)
平成28年度第2次補正予算「小規模事業者持続化補助金」<追加公募>の公募開始について(商工会)
IT導入補助金
今年(2017年)新たにできた補助金で、中小企業や小規模事業者等の生産性の向上を目的しています。ただいま二次公募の申請が受付されており、締切が2017年6月30日となっています。申請はIT導入支援事に代理申請を依頼するという形になっており、業者計画の策定や補助金申請手続等に、ITベンダーや専門家の支援を受けられます。
- 主目的は「ITツール(ソフトウエア、サービス)を導入しようとする事業者補助し、中小企業・小規模事業者等の経営力の向上を図る」こと。
- 補助上限額が100 万円、下限額が20 万円で補助率はその2/3以内。
(予算を150万円とすると、最大で100万円まで補助金でまかなえます) - 申し込みはIT導入支援事業者による代理申請となります。
残念ながら当方はIT導入支援事業者として登録しておりませんので、直接のお力添えはできません。
人材開発支援助成金(旧キャリア形成促進助成金)
正規雇用する労働者の人材育成を効果的に促進するため、職業訓練等を行う研修にかかる費用を助成する制度です。金額的なメリットも大きいのですが申請難易度も高いので、これに手慣れている社会保険労務士さんの力が必要かと思われます。最近は独自に研修プログラムを用意し、この助成金を活用した提案をする同業者(ホームページ作成代行業)をよく見かけるようになりました。ご興味のある方は下記リンクの検索結果から調べてみてください。